肌荒れの改善にビタミンや亜鉛のサプリは有効?甲殻類アレルギーは大丈夫?

肌荒れやシミが気になる時に摂りたいのは、ビタミンA、ビタミンB群、そしてビタミンCです。化粧品やエステなどで外からアプローチをすることも大切ですが、ビタミン類をしっかり摂って体の中から丈夫な肌づくりをすることも同じぐらい大切。毎日の食事に積極的に取り入れ、肌トラブルを防ぎましょう。それぞれの働きは次の通りです。

<ビタミンA>

ビタミンAには、皮膚細胞の働きを正常化する力があります。ターンオーバーがスムーズになるので古い細胞がどんどん新しく生まれ変わり、水分量も正常に保たれて肌トラブルが起きにくい状態を維持することができます。

ビタミンAを多く含む食べ物/にんじん、レバー、うなぎ、かぼちゃ、ほうれん草など。

<ビタミンB群>

ビタミンB群には、皮脂の分泌量をコントロールしたり、ターンオーバーを促したりする力があります。そのため、ビタミンB群が足りないと毛穴に皮脂が詰まりやすくなったり、肌が乾燥してカサカサしたりするのです。

ビタミンB群を多く含む食べ物/レバー、焼きのり、まぐろ、かつお、しじみ、きな粉など。

<ビタミンC>

ビタミンCには、メラニン色素の還元、活性酸素の除去、皮脂のコントロール、炎症の抑制、コラーゲン生成の促進など、たくさんの美肌効果があります。水溶性で十分な量を摂ることが難しいため、毎日の食事に意識して取り入れていきたい栄養素です。

ビタミンCを多く含む食べ物/アセロラ、ブロッコリー、レモン、いちご、パセリなど。

ビタミンを効率的に摂るならやっぱりサプリメントが最適です。毎日に適量をしっかりと摂取することを数ヶ月くらいつづければ、多くの方で改善の効果が見込める可能性があります。
シミに有効なサプリ

亜鉛と肌荒れ改善の関係について

「亜鉛」はミネラルの一つで、人間の体内にもともと存在しているものです。200種類以上もの酵素でできており、健康維持はもちろん、味覚の正常化や健康な髪づくりなどにも役立つ優れもの。コラーゲンの生成にも関わるので、不足すると肌が乾燥し、バリア機能が低下しやすくなります。

また、亜鉛はターンオーバーの正常化にも非常に役立っており、細胞が分裂・増殖する際には絶対に欠かせない物質です。ビタミンCやクエン酸との相性が良いので、上手に組み合わせて摂るようにしましょう。

<組み合わせ例(亜鉛×ビタミンCまたはクエン酸)>

・牡蠣×レモン
・牛肉×酢
・卵黄×アセロラジュース
・味付け海苔×梅干し
・豚レバー×赤ピーマン

甲殻類アレルギーの特徴とトロポミオシンについて

「甲殻類アレルギー」は、エビやカニなどの固い殻に覆われているものを食べることで、手や口のかゆみ、じんましん、喘息などのアレルギー症状を引き起こすもの。だいたい、アレルゲンと思われるものを口にしてから1時間以内に発症する場合が多いです。
特にエビによる被害が多く、ひどい場合はアナフィラキーショック(呼吸困難や急激な血圧の低下、手足のしびれ、めまいなど)が現れることもあるので、十分な注意が必要です。

近年の研究により、甲殻類アレルギーの主な原因が「トロポミオシン」と呼ばれるたんぱく質であることが分かってきました。これはエビやカニだけでなく、ゴキブリやダニなどの害虫も持っているものなので、ダニアレルギーの人はエビやカニなどの食材を食べた場合にもやはりアレルギーを起こしやすいと言われています。

甲殻類アレルギーの方がサプリを摂る場合の注意点は甲殻類アレルギーの人はサプリの成分に注意して! ビタミンや亜鉛はオススメ

昔から「ビタミンは美肌の元」と言われてきましたが、現代人の食生活ではなかなか十分な量が摂れないことも珍しくありません。そこで便利なのが、飲むだけで手軽に栄養補給のできるサプリ。特にビタミン類や亜鉛は有効で、しかも甲殻類アレルギーでも関係なく飲めるので、上手に取り入れてみてください。ただし、その他の原因でアレルギー反応が起きる可能性はあるので、気になる症状がある場合は服用を中止し、医師に相談しましょう。

肌の赤みはどうやって治す?身体の中と外からの方法があります

■なぜ肌に赤みが起きる?
“赤ら顔”という言葉があるように、肌が赤くなっている!ということありますよね。なぜ肌に赤みが起きるのでしょう。さまざまな原因があるようではありますが、主とした原因として挙げられるものは、①肌が薄い ②炎症である場合が多いようです。肌が赤くなりやすいことで悩んでいる人の多くは、皮膚が薄いために乾燥や紫外線、洗顔による刺激などダメージに弱い肌質であると言われます。
①肌が薄いのは、生まれつきという場合もありますが、気をつけなくてはいけないのがピーリングやゴマージュ、スクラブ洗顔です。お肌が綺麗になる!古い角質がポロポロ!とても気持ちが良いですよね。しかし、ピーリングというのは“肌を削ぎ取る”ためにおこなうものです。肌荒れや炎症などがあってお肌の調子が良くない時にはNGです。また、1週間~2週間に1回程度に抑えておきましょう。肌が薄くなってしまうと、毛細血管がより透けるので、病的な症状で無くとも血流が増える度に赤くなってしまうということもあります。

②炎症が起きているために肌が赤くなるということも多いです。炎症が起きることで毛細血管が拡張しますので、肌表面が赤くなります。肌が薄くなってしまっていることに起因する場合も多いですが、お肌のバリア機能が低下してしまい、炎症が起きやすくなっているのです。お肌のバリア機能低下は、乾燥や紫外線、アレルギー物質も大きな原因の一つです。加速度的に負のスパイラルに陥り、炎症がエンドレスに増幅してしまう可能性があるので注意しましょう。

■怖いのは重い病気が隠れている場合も
肌の赤み、一時的なものであれば良性とも言えるのではないでしょうか。怖いのは重い病気が隠れている場合もあるということです。
特に肝臓は“沈黙の臓器”なんて言葉がありますが、黄疸(肌が黄色くなる)の症状は有名ですが、赤ら顔も肝臓からのサインである場合があります。毛細血管が拡張して数ミリのクモのような血管腫(クモ状血管腫)ができるのですが、赤い顔と評されます。また、糖尿病、高血圧症、赤血球多増症などが顔や肌に赤みが出る病気とされています。

精神的なストレスで赤ら顔になるケースも
精神的なストレスで赤ら顔になるケースもあります。例えば、人前で話すのが苦手で緊張して真っ赤な顔になる、赤面するとも言いますが、こちらも原因はストレスです。心理的にプレッシャーがかかっている状態=ストレスです。
自律神経には交感神経がありますが、ストレスを感じると興奮状態になります。交感神経が活性化し、急激に顔の毛細血管に血液を送り込むので、赤ら顔になってしまうのです。このはたらきは、例えば怒りでも同じような現象が起きます。顔を真っ赤にして怒ってる!というのも、このように交感神経が活性化しているということです。交感神経のはたらきによる赤ら顔を抑えるためには、副交感神経を優勢にさせることが大切です。一呼吸おく、深呼吸をするという行動は交感神経を鎮めるのに有効です。

■赤みを帯びたシミは皮膚ガンの兆候の場合も
肌の赤みで要注意はもうひとつ。赤みを帯びたシミは皮膚ガンの兆候の場合もあります。毛細血管が拡張してできる血管腫とも似ています。なかなか素人判断は難しいのですが、血管腫の場合は血管が膨らむのです。それに対し、少し凹んでいるように見えるものが要注意な“赤みを帯びたシミ”や“皮膚ガンの種”と言われることもあります。

さて、その赤みを帯びたシミが皮膚ガンなのではありません。“皮膚ガンの種”と呼ばれる由来は、そのシミが出来るメカニズムにあります。表皮(約0.2㎜)のすぐ内側に「前がん症」と呼ばれる皮膚ガンの一歩手前の細胞ができます。そうすると、毛細血管を太く広げて一挙に免疫細胞を集めます。その一部だけとても活発化した動きをするので、赤いシミのように見えるということです。皮膚ガンそのものではないのですが、そこに「前がん症」と呼ばれる細胞、皮膚ガンの種があるというサインということになります。

■身体の炎症を抑える成分(食品)を積極的に摂るのが重要
肌の赤みが気になる場合には、身体の炎症を抑える成分を積極的に摂るのが重要です。キーワードは“抗酸化”です。さまざまな方向から注目をされていますが、身体の内側から強くしていくためには欠かせないと言われています。抗酸化作用・消炎作用のあるとして有名なのはトマトに豊富に含まれるリコピンです。また、オリーブオイルはポリフェノールや不飽和脂肪酸が豊富であり抗酸化作用・消炎作用があります。またビタミンA・C・E(=ビタミンエースともいいますね)には強い抗酸化作用がありますので、積極的な摂取を心がけてみてください。色のついた野菜や果実にたくさん含まれています。

シミ消し成分でもよくある医薬部外品と一般的な化粧品はなぜ分けられている?

■医薬部外品の定義とは
化粧品は、薬事法によって定められている「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」というグループに分類されます。医薬部外品・医薬品については明記する必要がありますので、パッケージで判断できます。
ドラッグストアやスーパー、最近ではコンビニでもよく見かけるのが「医薬部外品」という言葉ではないでしょうか。医薬部外品の定義とは、厚生労働省によって許可された効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されているものをいいます。医薬品に比較しておだやかな薬理作用があるとされ、主として予防を目的とした製品になります。一方、化粧品の場合は成分の全量表示が義務付けられていますが、医薬部外品の場合には有効成分についての記載のみで良くなっています。任意で成分の全量表示をおこなうメーカーも増えています。

医薬部外品の場合、有効成分の表示や、効果・効能について記載をして良いことになっています。例として、「薬用○○」「ニキビを防ぐ」「メラニン生成を抑えてシミを防ぐ」「皮膚の殺菌」などの表現が可能となっています。また、有効成分については含有量の表示が必要となっています。

■化粧品との違いは明確な効能効果
「化粧品」とは、主として美容を目的とした製品のことをいいます。石鹸やシャンプー、歯磨き粉、スキンケア製品・メイク製品などをいいます。医薬品・医薬部外品に比較すると、作用はとても穏やかになっています。2001年に化粧品についての規制緩和がおこなわれ、禁止成分については細かく定められているものの、以前に比べればかなりの自由度をもって化粧品の開発ができるようになりました。その代わりに、含有成分についての全量明記が義務付けられています。比率の記載はナシでOKですが、多いものから順に記載していかなくてはいけません。

さて、医薬部外品と化粧品との違いは明確な効能効果の有無、そして表示をして良いかどうかです。医薬部外品の場合、“ある効果効能に有効な成分”として厚生労働省に申請をして許可を得ます。許可が得られることによって、有効成分の含有量を明記するとともに、明確なピンポイウント的な効果効能について表示して良いこととなっています。つまり、化粧品についてはさまざまな良い効果があったとしても、効果効能について表示をしてはいけないこととなっています。例として、「お肌に潤いを」「日焼けを防ぐ」など簡易的な表現までが可能であり、具体的な効果・効能の表現はNGとなっています。

■さらに効能効果があるのは「医薬品」
さらに効果効能があるのは「医薬品」です。医薬品とは、病気の治療や予防に使用されることが目的とされ、化粧品や医薬部外品と比較すると強い作用を持っています。医薬品は、「医療用医薬品」「OTC医薬品」に分類されます。
医療用医薬品とは、つまり医師からの処方が必要な薬品です。OTC医薬品とは、薬局やドラッグストアで医師からの処方箋なしに購入のできる薬品であり、第一類・第二類・第三類に分けられます。第一類については、医療用医薬品と似たような作用をもつものが多く薬剤師や登録販売者による販売が必要と定められています。第二類・第三類については、一般小売店でも販売可能であり、スーパーやコンビニで見かける医薬品とは第二類・第三類医薬品となっているはずです。医薬品とされるスキンケア商品は、ワセリンや保湿クリームやジェル、ローションなどが医薬品であることが多いです。

■医薬部外品の保湿成分「ライスパワーNo.11エキス」とは
医薬部外品の保湿成分「ライスパワーNo.11エキス」とは、勇心酒造で生まれたお米を原料とした成分です。ライスパワーNo.11エキスでは、医薬部外品として“皮膚水分保持機能の改善”という効果・効能について厚生労働省から許可をもらっています。肌のバリア機能・保湿にとても大事であるとされる細胞間脂質のセラミドを増大させる効果を持っています。セラミド不足は、乾燥や敏感肌などの肌トラブルへ直結するとされています。セラミドを補給する製品は多数で初めていますが、ライスパワーNo.11エキスはセラミドを肌の内側から自らの力で増やしていくための効果があるということです。つまり、水分保持機能が改善されることになります。

さて、ライスパワーNo.11エキスは、勇心酒造によるスキンケア製品以外にも使用されています。勇心酒造からのエキス提供とのことですので、効果・効能は同じといえます。KOSEの米肌・肌極の2製品、アイムのライスフォース、計3製品です。
ライスパワーエキスには現在36種類あり、それぞれに種類や組み合わせ、量が変わり、発酵時間についても違うそうです。ライスパワーNo.11エキスは、約90日間をかけて製造されます。国産のお米100%が原料です。お米を蒸し、麹菌・酵母・乳酸菌などを組み合わせ、長時間発酵されます。じっくり樽の中で発酵・熟成させた後に抽出され、厳しい品質管理をクリアできたものがライスパワーNo.11になります。

マリオネットラインって知ってる?これも肌の老化が大きく関わっています

■マリオネットラインとは
ほうれい線とともに、できれば欲しくないラインである「マリオネットライン」。唇の両脇から顎に向かって伸びる2本のラインのことをいいます。腹話術師の操るマリオネットにそっくりなことから、マリオネットラインと呼ばれるそうです。ほうれい線とマリオネットラインのどちらもある場合は「二重ほうれい線」ともいいます。ほうれい線やマリオネットラインというのは、どうしても加齢の印象を強めてしまうので、実年齢よりも老けた印象を与えてしまいます。

■マリオネットラインはなぜできてしまうのか
マリオネットラインはなぜできてしまうのでしょうか。さまざま原因が組み合わされてマリオネットラインが形成されていくのですが、やはり主軸は筋肉の衰えです。頬の皮膚や筋肉が衰えてしまうことによって脂肪が垂れ下がってしまうのです。特にマリオネットラインの原因とされるのは、口元から下顎、首あたりの筋肉“広頸筋(こうけいきん)”のたるみと、口をへの字にする時に使われる“口角下制筋(こうかくかせいきん)”が硬くなってしまうことと言われています。そして、肌のハリがなくなってしまうことも、たるみの原因ですのでお肌を守る大原則スキンケアも大事です。

マリオネットラインは、普段の生活や習慣にも要因があります。もし当てはまる場合には、少し意識してみてください。無表情になりやすい、口数が少ない、笑わない、よく噛まないで食べる、ボソボソと喋る、猫背などです。かんたんにいえば、口の筋肉をあまり使わない習慣になってしまっている場合は気をつけましょうということですね。

■マリオネットラインを消すのに有効な成分は
マリオネットラインを消すのに有効な成分は、肌の水分や弾力を担っているコラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などになります。肌の内部、真皮層にまでしっかりと成分が浸透する化粧水や美容液がありますので、補給してあげてください。美容成分としては定番のビタミンCも大事です。とても強い抗酸化作用を持ち細胞の活性化を促進してくれますので、お肌のアンチエイジングには欠かせません。コラーゲンの合成にも欠かせません。

ただし、気をつけなくてはいけないのは、肌のハリや弾力が失われてしまっている状態であるということは、お肌のバリア機能も低下している証拠です。最近注目されているセラミドなどもしっかりと意識して補給してください。お肌のバリア機能の回復には、何よりも「保湿」が大切になっています。スキンケアの基本は、化粧水や美容液でたっぷりと水分や栄養成分の補給、そして乳液やクリームでフタをするということです。この基本をしっかりと維持することで、お肌のバリア機能は回復、向上していきます。

■マリオネットラインに効果的な顔ヨガとは
マリオネットラインに効果的な顔ヨガがあります。とてもかんたんなのは、「あいうえお体操」です。顔の引き締め効果やたるみ防止に効果がありますので、朝・昼・夜・寝る前などのちょっとした隙時間に習慣づけられると理想的です。
少し大げさにやることがポイントです。「あ」思い切り大きく口を開けて、この時目も眉毛もパッチリあけちゃいましょう!「い」口をぐいーーーっと横に引っ張ります。

頬の筋肉を動かしているイメージです。「う」思い切り口をすぼめて、前に出します。タコになっちゃいましょう。口の周りの筋肉や顎の筋肉を動かしているイメージです。「え」とにかく大きく口を広げましょう。頬の筋肉が上がりますので、しっかり意識してみてください。この時に目の周りなども意識しながら笑顔をつくってみてください。顔全体が動きます。「お」しっかり上下に口を開いて下さい。口角の筋肉を伸び切らせるイメージです。少し痛みが出てくるのは効いている証拠ですね。

■マリオネットラインを目立たせないメイクのコツは
マリオネットラインを目立たせないメイクのコツは、できるだけフェイスラインをすっきりさせるようにして、アイメイクなど顔の上の方にポイントを持っていくことです。隠したい!と思うあまりに、ファンデーションを厚塗りしてしまっているケースがよくあります。しかし、なかなか凹凸のある線までは隠せないのがメイクの本質です。そこをしっかり抑えておきます。

まずはメイク前に肌を整えます。スキンケアをしながら、軽くマッサージをしてリフトアップです。それからファンデーションですが、リキッドやクリームがおすすめです。シワやほうれい線、マリオネットラインの部分は、薄めがポイントです。そして、ポイントはアイメイクです。他人の視線が目元に向くように、少しハイライトを強調しながら、ゴールド系やブラウン系でまとめると良いかもしれません。アイライナーは細めに、チークは頬骨の下からこめかみに向かって。全体的にすっきりとしている印象がおすすめです。

シミの元凶「光老化」を徹底解説!どうやって防げば良いのか

■光老化とは
シミやしわ、肌トラブルの原因について、「光老化」というキーワードが注目を浴びています。言葉の通り、光による老化現象のことです。
地上に降り注ぐ紫外線には、UV-A・UV-Bの種類がありますが、エネルギーが弱いと言われるUV-Aこそが光老化の原因となります。UV-Aはエネルギーこそ弱いものの、波長が長いため、皮膚の内側にある真皮層にまで到達します。そのため、真皮層にあるコラーゲンやエラスチンに影響を与え、変性させてしまう作用があります。

「紫外線のダメージは蓄積をする」という言い方もしますが、主としてUV-Bによる現象である日焼けやサンバーンとは違い、少しずつ目に見えない部位である肌の内部にダメージを与えてしまうのです。常日頃からUVケア、紫外線対策を怠ってはいけないという理由には、この光老化を防ぐためということがあります。さまざまな機関によってあらゆる研究がなされていますが、肌の老化現象(シミやしわ・たるみなど)の80%は光老化が原因であるという結果もあるようです。

■オゾン層の減少と光老化の関係
オゾンホール・オゾン層破壊などが取り沙汰され、もうずいぶん年月が経っていますが、解決の方向には進まず年々オゾン層は減少していく一方です。さて、このオゾン層、これがなくては地球上に生物は生まれていなかったと言われています。地上から10km~50kmの空を成層圏といいますが、その成層圏の90%がオゾンです。酸素原子3つ、O3(オースリー)とはよく聞く言葉ですね。
太陽から降り注ぐ紫外線には、UV-A・UV-B・UV-Cの3種類がありますが、A→B→Cの順にエネルギーが大きく、UV-Cに至っては、DNAや細胞を破壊し、生物や人体にとって悪影響が大き過ぎるとされています。現在では地上には降り注いでいないと言われています。オゾン層が、このUV-Cを吸収してくれるためです。

オゾン層の減少は現在進行形で、確実に起きています。2002年にはWHOが紫外線に対する警告を出しています。オゾンホールが拡大している南半球のニュージーランド・オーストラリアでは問題が大きく表面化し、皮膚ガンや白内障の患者が増えています。そして、世界的にも、もちろん日本国内でも明らかに皮膚ガンや白内障の患者が増えていますし、光老化現象についても比較的早い年代から発症、または強く表れるようになってきていると言われています。

■光老化でどんな症状が現れる
光老化でどんな症状が現れるのでしょうか?近年の研究結果では、加齢による影響だと思われていたシミやしわ、肌のたるみ、ターンオーバー異常など、いわゆる肌トラブルのほとんどが光老化の症状であるとされています。加齢による影響も間違いなくありますが、紫外線をたくさん浴びてきている部位が、症状が強く現れることが分かってきています。また、目の病気である白内障も長い年月をかけて蓄積される紫外線が原因の場合が多いとのことです。

■光老化を防ぐ・和らげる有効な成分は
光老化を防ぐ・和らげるために有効な成分というのは、まずは第一に日焼け止めクリームなどです。日焼け止めにはSPF・PAという2種類の表示があります。SPFが、UV-Bに対する防御能力の高さです。上限はSPF50です。PAは、UV-Aに対する防御能力をPA+~PA++++の4段階で表します。強すぎれば良いわけではありません。肌に対する刺激もありますので、状況に応じての使い分けがベストです。日常的であれば、SPF10-20/PA+~++で十分ですが、屋外レジャーの場合にはSPF50/PA+++~PA++++などの使用が良いそうです。2種類くらいを常備しておくのが良さそうですね。

■光老化を防ぐのに有効な生活習慣は
光老化を防ぐのに有効な生活習慣は、まずは日常的なUVケア・紫外線対策を習慣づけることでしょう。晴れた日や春~夏など屋外に出る時には、つばが広めの帽子を被るのがおすすめです。ゴミ捨てや洗濯物干しなどの家事は短時間であれば、帽子を被るだけでも十分に効果的です。お子様にも帽子を被る習慣付けをしておくと、学校などから帰って来て日焼け止めを塗らずに出かけてしまっても、少しは安心ですね。

そして、アンチエイジング・光老化などの現象を少しでも防ぐためには“抗酸化作用”がキーワードです。スキンケア商品では、お肌の抗酸化力をアップしてくれるビタミンC誘導体成分が配合されているものが多くなっています。また、果実類や野菜に多く含まれるビタミン類や、ポリフェノール、イソフラボンなどの食べ物に抗酸化作用があると言われています。最近注目のココナッツオイルもばっちりです。さまざまな食べ物をバランス良く食べておくのも大事ですね。
しっかりと外側からのUVケア・紫外線対策をおこないつつ、体の内側にも少し気を配ってあげることで、光老化を防ぐことができます。